56本目 公開2026.10.23
リスキリング補助金の個人向け制度「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、令和7年9月16日正午の六次公募をもって新規公募が終了し、七次公募の実施は未定です。企業研修向けの給付が主流である中で、個人が対象になる講座と必須条件を確認しておくことで、今後の制度復活に備えられます。すでに六次公募に申し込んだか、これから対象講座を探すかで、必要な情報は異なります。
リスキリング補助金の個人向け制度とは
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、働きながら新しいスキルを習得する社会人を支援する制度です。企業が従業員向けに研修を実施する場合の補助が主になっていますが、個人で対象講座を受講する場合にも給付対象になることがあります。
制度は公募制で、回次ごとに応募期限が設定されていました。六次公募は令和7年9月16日正午をもって締め切られ、七次公募の実施は未定となっています。新規に申し込みたい場合は、七次公募の開始を厚生労働省の公式サイトで待つ必要があります。
個人が申請できる要件
個人向けの給付を受けるには、いくつかの条件を満たす必要があります。第一に、受講する講座が制度の対象講座として認定されていることが必須です。対象外の講座では、どれだけ費用を支払っても給付を受けられません。
第二に、申請時点での雇用状況が要件に含まれます。制度の性質上、正規雇用・非正規雇用を問わず、働きながら受講する人が対象になる傾向にあります。ただし要件の詳細は公募回によって異なる可能性があるため、七次公募の要項が公開されたら改めて確認が必要です。
第三に、講座の受講開始時期が募集要項で指定されていることがあります。公募期間中に申し込み、受講開始前に承認を得るというスケジュールが一般的です。受講をすでに始めた後では申請できない場合も多いため、講座の開講予定日を確認してから申し込むことが重要です。
対象講座の探し方
対象講座は厚生労働省が公開している検索システムで調べられます。前回の公募では「訓練コース情報検索」などの名称で、オンライン検索ページが用意されていました。七次公募が実施される場合も、同様のシステムが提供される見込みです。
検索時には、職種や分野、開講地域などの条件を絞り込んで探します。DX人材育成、デジタルスキル、データ分析など、産業ニーズの高い分野が対象になりやすい傾向があります。ただし講座の内容や開講時期は公募ごとに変わるため、自分の目指すスキルがリストに載っているか、毎回確認が必要です。
講座ごとに実施機関(スクールや訓練校)、受講期間、学習形態(オンライン・通学の別)が記載されています。各校の料金は記事内には掲載されていないため、検索結果から直接、実施機関に問い合わせて確認してください。
申請の流れと注意点
公募が実施される場合、申請は以下のような流れになります。まず対象講座を選び、実施機関に受講申し込みをします。その後、公募システムを通じて給付の申請を行い、承認を待ってから受講を開始するのが一般的です。
ここで注意すべき点は、受講開始前に給付の承認を得ることが条件になることが多い点です。すでに自費で受講を始めた場合、遡って申請できるかどうかは公募要項によって異なります。七次公募の要項を確認する際は、この点を必ず確認してください。
現時点では新規公募が受け付けられていないため、給付を受けたい場合は厚生労働省の発表を待つしかありません。七次公募の開始予定や要項は、厚生労働省のウェブサイトで随時更新されます。
おわりに
リスキリング補助金の個人向け制度は、現在新規公募が終了しており、七次公募の実施は未定です。いずれ制度が再開される可能性があるため、対象講座の探し方と申請条件を事前に確認しておくことで、公募開始時に速やかに対応できます。七次公募の開始と要項の公開を、厚生労働省の公式サイトで定期的に確認してください。